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宮下 祥子(ギタリスト) 

2023年10月27日(金)浜松市の江崎ギター工房にて

試奏ギター: No.35G松、No.35G松・試作品、No.80松、No.80米杉

江崎ギターで5年ぶりに演奏を楽しみました。

どのギターも、どちらかといえば小さめの私の手に非常になじみ、右手は弦幅にも無理を感じず弾きやすく、ネックの形状も厚みも全く左手に負担を感じさせない設計です。

No.35Gのドイツ松は、価格以上の弾き心地の良さと音量の豊かさがありました。弾き手に音がよく響いて聴こえる楽器なので初心者でも楽しめる楽器です。

この現行品のN0.35Gドイツ松試作品は、弾きやすさはそのままに音の質の方向性が進化していて、より遠達性が期待できると感じました。

No.80ドイツ松は、低音の鳴り、中音域と高音の伸びが一段と増しコンサートモデルとして大変バランスの取れた楽器です。

No.80杉は私の好みの音で、江崎ギターの現行品の特徴である倍音の豊かな響きが杉のふっくらとした温かみのある音色として広がります。作品を演奏していて最も音楽表現しやすい楽器でした。

 

常に進化している江崎ギターを、また次回、試奏するのが楽しみです。

(記:宮下祥子)

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