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秋田 勇魚(ギタリスト)

2022年10月1日(土) 浜松市のホテル・会議室にて

試奏ギター: No.80松

 まず高音域の存在感を強く感じました。音量はもちろん、音色にこの楽器ならではの独特なトーンがあります。
 

 伝統的な要素を残しながらも、一つ一つの音の粒立ちがはっきりとした輪郭を持っており、特にハイポジション(12フレット以上)の音の輪郭が明確なのは、現代の曲にも適性があるように思います。
 

 また音の粒立ちがはっきりしていて音質が安定しているという点では、強いタッチでなくても音色が保証されているので、中級者の人が音色のクオリティを安定させたい時に向いていると言えます。


 低音もしっかりと支える音量を持っていますが、どちらかというと高音の響きの印象が強いので、特にメロディをしっかりと歌わせたい曲で演奏するのがいいと思います。
 

(記:秋田勇魚)

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