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試奏評価記・アーカイブ Vol. 2  2012年~2016年
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古川 忠義(ギタリスト)2016年10月20(土) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

江崎ギターを始めて試奏しました。松と米杉の2本とも共通してスペイン的な香りのする音色で、低音から高音までバランスがよく、あまり欠点のないギターで安心して気持ちよく弾けました。米杉は松の音と異なり米杉の特徴のある音色と響きがあり、米杉の安定感があります。松は音に透明感があり、さわやかで品よくまとまっています。音色や響き方でマイクのりがよさそうでPAを使って確認しましたがきれいな音でバッチリでした。

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松田 弦(ギタリスト)2016年10月15(土) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

江崎ギターを6年ぶりに弾きました。相変わらずスペイン的な音色で、低音から高音までのバランスが大変良いことを感じました。全体の音が心地よく伸びて響き、ビブラートもかかりやすく音がつくりやすいので気持ちよく演奏できました。松はクリアーで、高音がきれいでよく伸びるし低音はよく鳴り高音を支えてくれています。低音から高音まで音色の幅を感じ、音が作りやすく弾きやすいギターです。米杉は松より歌わせやすく、気持ちが良い。高音は松より好きな音色です。2本とも将来性を感じます。両方とも6年前よりレベルアップしていて、弾いていて楽しく、研究の成果を感じました。

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林 祥太郎(ギタリスト)2016年8月7(金) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

初めて試奏しました。予想していたギターより素晴らしく驚きました。左手も押さえやすく、セーハも楽々とできます。右手も早いパッセージなど軽々と演奏できるのに、芯のある音が出ます。低音から高音までの音のバランスが良く、高音のメロディーを低音がしっかりと支えてくれます。音色は国産とは思えない大胆さと繊細さを併せ持つスペインの香りで、幅広い音楽表現が可能です。米杉は、一般的な杉材の楽器とは違い、松材の様な引き締まった音が印象的でした。5年、10年先の変化が楽しみな楽器だと感じました。

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松永 知子(ギタリスト)2016年4月8(金) 試奏ギター: No.80松

カラッとした明るくてクリアーな音が印象的ですが、対照的にスペイン独特の哀愁漂う低音の響きがとても魅力的です。音のバランスもよく、3弦もクリアーに音が出るため、演奏する際に音楽に集中できます。音に遠達性があり、耳元でも程よく響いて聴こえるためとても弾きやすい。演奏技術を習得・向上させていく上でも非常に良い楽器だと思いました。パートナーであると同時に師匠でもある、そのように感じました。

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木村 モモ(ギタリスト)2015年8月2(日) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉、No.80FB(白)

3本弾いて、第一印象はどの楽器も明るくポジティブな音色で、私は未知の国スペインのカラッとした空や街、人の雰囲気を連想しました。和音を弾いた時の全体のバランスが良く、アルペジオなどの奏法時にも右手が疲れません。私のオリジナル曲や演奏スタイルと音色の好みで、フラメンコの黒タイプで表板が米杉のギターが適しているのかなと思いました。江崎さんのギター製作への情熱が楽器に脈動しているのか、演奏していて妙に楽しくなるような感覚があります。

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レオナルド・ブラーボ(ギタリスト)2015年6月20(土) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

江崎さんのギターを初めて弾きました。スペイン的な香りがして、アグアードを思わせる高いクオリティーの音色です。しっかりした音量があり、ピッチも性格です。低音から高音までのバランスが良く、3弦の音像がはっきりしているのに加え、和音を弾いた時に各音がモヤットしないではっきりしています。音色の変化をコントロールしやすいのでイメージした音が表現でき、音楽的にも物理的にも右手も左手もとても弾きやすい素晴らしい楽器です。米杉のギターも低音の響きや音のバランスが良く、ビブラートもかけやすく素晴らしいギターです。 音に魅力があり、江崎さんに頼んでその日のリサイタルに江崎ギターの松のギターを使用しました。気持ちよく演奏でき、期待に応えて私の音楽をしっかりと表現してくれました。

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鈴木 尚(フラメンコギタリスト)2014年10月21(火) 試奏ギター: No.80FB(白)

低音から高音までの音色や音量のバランスがよく、ピッチが安定し音の粒が揃っている。低音はしっかりしていて重みがあり、高音は伸びがあり、中音域の音色が私は好き。音の立ち上がりがよく、ラスゲヤード、ピカード、アルサプア等のフラメンコギター奏法に難なく応えてくれる。各弦の音がはっきりしていて響き方も良く、曲の雰囲気が気持ちよく表現できる。

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小暮 浩史(ギタリスト)2014年9月27(土) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉、No.55松、No.35松

4本に共通する江崎サウンドは全体的にスペイン的で明るい印象で木の温もりが感じられる本物のギター音。低音から高音までのトーンバランスも良く、低音はサスティーンが長く、重厚感があります。中音域はふくよかな倍音をもち、高音も音色のコントロールがしやすく、かつバリエーションに富んでいます。軽いタッチでも敏感に反応し、ストレスがなく弾き易い。

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村治 奏一(ギタリスト)2014年7月20(日) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

様々な時代の作品を試奏。どんな曲風も受け入れる能力があり、音色も非常に個性的で感銘を受けた。音がまろやかで立ち上がりが速く、自分が出したいタイミングで音が立ち上がる。どの弦やポジションでも音が均等に出るので、イメージしたとおりの音楽を表現しやすい。機能性と音色を両立。バッハの曲などにもよく合う。

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佐々木 忠(ギタリスト)2014年5月18(日) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

松は音にスペイン的な色があり、音の余韻がふくよか。 音が良く前に出て遠達性のある音色。 低音から高音までのバランスが素晴らしい。一般的には3弦が鳴りにくいがこのギターは3弦も良く鳴るし、各音階での音量のムラがなく音の出方が良い。米杉は米杉の音色や響き方の特徴が良く出ていて素晴らしく、基本的な音はドイツ松と同じです。

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A.S.ラミレス(ギタリスト)2014年5月18(日) 試奏ギター: No.80松、No.80米杉

ドイツ松と米杉のギター交互に試奏して、2本とも音色がスペイン的で明るくて美しく、全体のバランスがよく弾き易いギター。ドイツ松は音の表現力があり、米杉はビブラートの反応が早くて敏感で2本とも素晴らしい。米杉の方が弾き易いが、私は日頃松のギターを使用しているので音色は松の方が好み。弾いていて心地よく、ずっと弾いていたいギター。

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鈴木 一郎(ギタリスト)2014年4月1日(火) 試奏ギター: No.80松

アグアードの工房で製作したギターも演奏したが、日本製の第一印象は私の好きな音の傾向で、アグアードの音を継承していて明るく、温かいスペイン的な江崎サウンドの音色である。 クリアーな音で一音一音が均一に出て、ウルフトーンが目立ちません。このギターは中音域もよく出ていて音の質や音量にムラガなくたいへんバランスの良いギターです。

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福田 進一(ギタリスト)2014年2月15(土) 試奏ギター: No.80松

音の評価の第一条件、明るく朗々とした音色が素晴らしい。非常に垢抜けしており高貴なセンスを感じる。アグアードの音を継承し、枯れていて艶やかな音色。低音から高音まで強く弾いても音がつぶれず、クリアー。音の純度、透明度が高いのでハーモニックスがきれい。音色や音量のバランスがとれており、演奏性が良いので、非常に音楽をつくりやすい。

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堀 聡(フラメンコギタリスト)2013年12月15(土)試奏ギター:No.80FN(黒)、No.80FB(白)

新作のNo.80FN(黒)のフラメンコギターはフラメンコ特有の直接的な応答をし、メロディーを弾くと深く上品な低音がお腹に響きます。江崎サウンドを忠実に引き継ぎつつも弾く人に何か新しい“音の旅”を予感させます。No.80FB(白)は綿密にフラメンコ色に再配置された音に感ます。ソロ、伴奏は選ばずフラメンコを奏でるために生まれ、音質は乾きの中にも柔らかさを持っており、バランスもよく音量も豊かです。江崎さんの探究、冒険心が音に現れている。

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生田 直基(ギタリスト)2013年10月19(土) 試奏ギター: No.80松、No.55松、No.35松

どのギターも自然な響きに驚きます。低音から高音までのバランスがとても良く、特に低音側に程よいサスティーンがあるため自分の意図した音楽をストレス無く表現できます。この自然な響きが江崎ギターの魅力で、音質も明瞭かつ密度が高いため魅力的な太い音を演出することも容易です。セーハや難しい箇所も弾き易く、とても楽しく試奏ができました。

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益田 展行(ギタリスト)2013年6月16(日) 試奏ギター: No.80松、No.55松、No.35松

共通して全体的に落ち着いた暖かい響きがする。安定感のある低音を基盤としてバランスよく響く。やさしい包容力のある響きの中にも力強さや強い意思のようなものが感じられる。演奏しているとスペインの香りが漂ってくるように感じるのも江崎ギターの特徴で、その特徴も全体的なバランスのよさの中に消化されており、曲を選ばない音楽的な楽器だと思いました。

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E. ボッティリエーリ(ギタリスト)2013年4月21(日) 試奏ギター: No.80松

一番びっくりはとっても弾きやすく、No.80のギターはとっても好きになったギターです。自由に私が考えた演奏や解釈や音色などをギターはちゃんと出してくれました。高音と低音のバランスがよいので簡単にメロディーと伴奏を作れました。音色を試してみましたが、毎回私は考えたアイディアをギターが出してくれました。強弱のほうもよくできましたと思います。

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藤井 眞吾(ギタリスト)2012年11月10(土) 試奏ギター: No.80松、No.35松

二本のギターは、演奏者との間に親密で優しい信頼関係を築きうる楽器。No.80は、豊かな音量と明瞭で暖かい音色を持ち、この楽器を携えて今直ぐにでもステージに立ちたいと思わせるものでした。No.35は「エゾ松」で驚くほどに調和のとれた、低音から高音にかけての音量のバランスと格調の高い音色が特徴で、私を驚かせたのは35万円という値段。

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河野 智美(ギタリスト)2012年11月3(土) 試奏ギター: No.80松

とても馴染み易い自然な音質でした。低音、高音ともに分離がよく、良いバランスです。低音はしっかりと伸び、よく響くのですが、太すぎるということもなく上品さを感じました。高音も上品で、弾き込んでいけば、硬質さがしなやかに伸び、音楽をより作りやすくしてくれるだろうという予測がしやすい印象でした。また、手にも馴染みやすく、弾きやすかったです。

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■堀井 義則(ギタリスト)2012年7月21日(土) 試奏ギター: No.80松、No.55松、No.35松

江崎ギターに共通する魅力は、音色に気品がありそれが単音でも和音でも崩れない。和音やラスゲアードではバランスが良く、江崎ギターの大きな魅力。音色やダイナミクスの変化に対するレスポンスの良さも特筆。弾き手のタッチに合わせて思い通りの音色や音量が得られ、まるで以前から所有しているギターのような感覚で弾くことができました。

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■谷辺 昌央(ギタリスト)2012年4月8日(日) 試奏ギター: No.80松

大変弾き易く、望む音を作れるので音楽に専念できる。和音のバランス、各部の分離と融合、和音を伸ばした時の各音のサスティーンの均等性などとても高いレベルで実現されている。音の重さ、軽さの変化、奥行きや立体感、色々な感情を込めることができる。基本的にスペイン的で明るく気品のある音ですが、スペイン音楽以外にも答えてくれる楽器。

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