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試奏評価記・アーカイブ V0l. 1  2007年~2011年
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柴田 健(ギタリスト)2011年4月15日(金)No.80標準仕様(えぞ松/ドイツ松)

第一印象はどちらも高水準の楽器だと感じました。えぞ松は音に品位があり、明るく暖かい延びのいい音を持ち、ある意味楽器が演奏者欠点をカバーしてくれる一面を持つ楽器。ドイツ松はどこまでも演奏者に従順で、どんな微妙なタッチも逃さず反応してくれる楽器。視点を変えれば、ミスタッチも逃さないで演奏者が抱くイメージを正確に音にしてくれる。

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福山 敦子(ギタリスト)2011年4月15日(金)No.80標準仕様(えぞ松/ドイツ松)

弾き終わってどれも弾き易く、あたたかい音色で江崎ギターの音の特徴が表現されています。私はえぞ松のギターが一番私に合っていると思いました。引き締まっていて、よく伸びて、とても歌いやすくダイナミクスも充分で明るさ、暗さ、切なさ、重厚さ・・・等々、繊細な表現から大胆な表現まで多彩な事が出来、和音のバランスも良く、とても素晴らしいギターです。

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鈴木 大介(ギタリスト)2010年12月5日(土)No.80松/No.80米杉

(松)音色はスペイン的な傾向で江崎サウンド。基本音がしっかりしていて倍音の響きが均一。低音は力強くて輝かしく男性的な感じで、高音は華やかで艶がある。バランスが良い。(米杉)音の完成度が高く、最高のパーフォマンスに近い感。両方とも弾きやすく音楽がつくりやすい。将来性を感じ、少し弾きこめばコンサートでも問題なく使用可能です。

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松田 弦(ギタリスト)2010年11月13日(土)No.80松/No.80米杉

(松)音色にスペイン的な雰囲気を感じる。2弦と3弦も良く鳴り、低音から高音までバランスが良い。低音はしっかり響いて音が前に出ているし、高音はクリアで芯のある音。弾き込んだらコンサートに使える素晴らしいギターです。(米杉)米杉も好き。米杉特有の明るさがあり、音が出やすく音色がすっきりしています。すぐにでもコンサートで使用できるギターです。

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柴田 杏里(ギタリスト)2010年6月27日(日)No.80松

江崎さんがスペイン留学時代にマドリッド製を試奏したが浜松製も鋭い音色のアグアードの傾向を受け継いでいる。一般的には2弦と3弦は音が出にくいが江崎ギターはよく出る。音の反応が良く、右手も左手も弾き易く音楽をつくり易い。低音から高音まで音がしっかりしていて非常にバランスが良い。欠点があまり見当たらず、他に何も望むことがないギターです。

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荘村 清志(ギタリスト)2010年5月30日(日)No.80松

ギターを評価する時、音量より音質を重視します。音からアグアードを継承している雰囲気があり、音質を大切に製作されていることを感じます。重要なポイントの暖かみのある音質で、音に芯があり遠達性は良い感じで、音量に問題はなく、低音から高音まで良いバランスです。 演奏性もよく総合的に素晴らしいギターで、コンサートでも十分使用可能です。

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國松 竜次(ギタリスト)2010年4月17日(土)No.80松

どこかスペイン的な鳴り方や音色の甘さと、弾きやすさ、演奏時の手触りの良さが印象に残りました。透明感のある高音と太くしっかりとした低音がバランス良く、ハイポジもしっかり鳴ります。音色のバリエーションが幅広く、大変良いコンサートギターだと感じました。また、穏やかで優しいお人柄が、その音色の温かみにも現われているのではないかとも思いました。

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中林 仲哉(ギタリスト)2009年6月25日(木) No.80松

楽器は、時間の変化と弾き手によって熟成されていきます。完成して間もない楽器の評価は、その音の持っている本質の将来性を読む事になります。江崎ギターは、完成直後で弾き込む事によって末永くその変化を楽しんで行ける諸条件を備えていることです。端正な作り、弾き易さ、そして品格を備えた音はギターの王道を行く魂を持っている数少ない楽器です。

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沖 仁(フラメンコギタリスト)2008年11月2日(日)No.80松

本当に江崎さんという誠実なお人柄が伝わってくる楽器でした。まるで居心地の良い部屋にいるような温かみがあり、芯のある凛として澄みきった音色で、低音から高音までバランスの良い音です。人を包容するやさしさと、確信に満ちた厳しさ。 曲を弾かなかったとしても、抱いているだけで、一音奏でるだけで幸せな気分になれる、そんな贅沢な楽器です。

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村松 有二(ギタリスト)2008年10月10日(金)No.80松

音が楽に出て、張力がやわらかめであり、ネックの形状が手になじみやすく第一印象は弾きやすいギターだと感じました。高音は明るく、低音はかろやかな音色で、低音から高音のバランスも良い。外見も美しく仕上がっています。江崎氏製作のギターは、弾きこんでいけば年月を重ねるごとにいい楽器になっていくと思います。

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坪川 真理子(ギタリスト)2008年8月30日(土)No.80標準仕様

柔らかく甘いのにとてもクリアな音質に魅了されました。高音から低音までバランスが良く、無理なく自然に響く感じで、弾き込めばこれから更に音量が出ると感じました。3弦の鳴りが満足するギターが少ないのですが、江崎ギターははっきりしていて驚きました。弦長650mmでしたが小柄な私にも弾きやすく、艶やかで品のあるスペイン的な音色の楽器です。

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宮下 祥子(ギタリスト)2008年5月25日(日)No.80松

大変弾きやすく、ヴィブラートなどに対して反応が早く、音楽表現がし易い楽器でした。高音には気品があり、低音には重厚さがあります。私が一番重視する和音の響き方は、6本の弦がバランスよく響き、表情豊かにいろんなニュアンスを出すことができます。また、時間の経過と共に、どんどん音が変化していくおもしろさもあると思いました。

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益田 正洋(ギタリスト)2007年12月8日(土)No.80松

音色が艶やかでスペイン的な音の雰囲気で、しっかりした低音の上に高音がきちっとのっていますが、これは音楽をつくる上で大切なことで良い楽器の条件です。中音域もしっかりしていて歌わせ易く、音の立ち上がりも早くて音楽の表現がつくり易いギターです。バランスがよく、芯のありパワフルな音です。今後、弾き込んでいけば音の変化が楽しみなギターです。

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金 庸太(ギタリスト)2007年11月24日(土)No.80松

すごく弾きやすく、身体に自然になじむと感じました。弦長650mmですが小柄な女性でも扱いやすい安いと思います。低音、中音、高音の音のバランスがよく、すっきりした上品な響きです。発音もはっきりしていると思いました。現在のしっかりした低音に今後弾きこまれて出てくる高音の伸びがさらにきれいに調和するだろうと思います。

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森田 茂(ギタリスト)2007年10月25日(木)No.80松

僕の好きな音創りをされているという事でした。30年前のヤマハの特注品と同様に今回の江崎ギターも個性があってしっかりとそれを主張している作品でした。見事にストレスのない音楽表現のできる作品で、和音の響きや音響に独特の音色を創ることが出来そうです。ピッチ間のにごりが音域全体で気にならず気持ちよく演奏でき驚きました。

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長野 文憲(ギタリスト)2007年9月23日(日)No.80松

音の品位が高く、鳴り方はエルナンデス・イ・アグアドを彷彿とさせる。低音が重厚でしっかりしていて、特にローポジションでのバランスは抜群。個人的には高音の抜けがもう少し欲しいところだが、遠達性はとても良いようで時間が解決しそうだ。じっくり弾き込めばすばらしい楽器になるであろう。

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藤井 敬吾(ギタリスト)2007年7月29日(日)No.80松

音の立ち上がりが早く、明るい音がする。低音に重量感があり、全体的に音がパワフル。低音から高音まで音が素直でよく伸び、バランスが良い。弦の張力がちょうど良い。ウルフトーンの音程がG#でGやAの音がしっかりしていてよい。(弦高を標準の高さに対して)ビリツキは演奏でカバーできるので、個人的には弦高はもう少し低い方が良い。

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伊東 福雄(ギタリスト)2007年7月25日(水)No.80松

低音から高音までのバランスがとても良く、音に品があり奇麗で江崎サウンドですね。低音は重量感があり、高音を支えてくれる。ウルフトーンが目立ちにくいし、しかも右手の位置でコントロールできる。左手が押さえやすい。音が素直でのびやかなので演奏者とギターが一体になれ、音楽が表現しやすい。

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松尾 俊介(ギタリスト)21007年6月2日(土)No.80松

国産の音とは異なりスペインの香りがする音色です。完成後あまり時間が経っていないが音に湿り気がなく、音の立ち上がりが早い。ダイナミックレンジや音色の変化がつけやすく、左手のセーハもしやすい。素晴らしい楽器です。

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大萩 康司(ギタリスト)2007年2月10日(土)No.80松

(試奏当日に完成した江崎ギター工房製の江崎ギター第1号器を評価してもらいました) 

高音弦の張力が強い。(しばらく弾いて)スペイン的な音色で、音が太くパワフルな音がする。2弦と3弦が良く鳴り、高音3弦の音のバランスが良い。低音がしっかりしている。完成直後で新しい音だが、今後の音の変化が楽しみなギターですね。

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