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西垣正信 ギターリサイタル

​2024年6月15日(土) 浜松市・かじまちヤマハホール 浜松ギター鑑賞友の会・第124回鑑賞会

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 2024年6月15日(土)に浜松市中央区の「かじまちヤマハホール」で、浜松ギター鑑賞友の会の第124回鑑賞会「西垣正信ギターリサイタル」が開催されました。西垣正信さんは当会では2009年7月以来2度目の演奏でした。

​ 西垣さんはフランスの国立ニース音楽院を卒業され、国内外での演奏活動や審査員、CDの製作、若き音楽家の育成など積極的に展開されています。2008年からは独奏と今まで存在しなかったプログラムの編

曲を生むこととその演奏に専念されています。

 プログラムは全曲西垣さんが編曲されたリュート組曲一番から四番までのリュート組曲全曲とシャコンヌを演奏されました。

 「私が尊敬される作曲家J.P.ラモーは1683年に生まれ、D.スカルラッティ、F.ヘンデル、そして今夜のJ.S.バッハは同じ「1685年」に生まれました。そして、自分が十代からの生き方の師である白隠慧鶴もこの浜松から遠くない地で同じ1685年に生まれました。偉人たちが地球の異なった地でほぼ同じ頃に誕生したことに不思議に思う感覚と深い感謝があります。リュート組曲と申しても、その多くは「リュート・ハープシコード」という鍵盤楽器ために書かれたものです。バッハが亡くなった際の遺産目録には、すくなくとも二台以上のリュート・ハープシコードが含まれ、バッハはそれらのことを「リュート」と呼んでいたようです。その楽器のために書かれた世界はギターで美しく再現できると信じています」。とのコメントがありました。

 使用楽器は250年前に製作された純正調の19世紀ギタータイプのギターでした。前回の演奏で使用したギターとは異なるとのことでした。ガボットなどよく聴きなれた曲も数多くあり、ギターで演奏されるバッハの偉大さとバッハの作曲の世界広さを、西垣さんのアレンジと演奏で堪能しました。

​ サイン会の後、友の会会員有志と一緒に居酒屋で打ち上げを行いました。西垣さんの音楽、作曲者、ギターなどギタリストとしての知識も深く、また音楽以外の知識も幅広く「うんちく」としていろいろお話いただきました。翌日は早朝に出発とのことでしたが、夜遅くまでお付き合いいただき有難うございました。​​ 

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