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■レオナルド ブラーボ(ギタリスト)
2020年11月1日(日) 浜松市の江崎ギター工房にて
試奏ギター: No.35G松、No.80松、No.80米杉
今回は3本のギターを試奏しました。
3本ともに共通して言えることは、弾きやすくどんなポジションのときにもピッチがとても正確で、バランスが良いということです。またどのタッチにも対応してくれるので素晴らしいです。3本それぞれ音色が違いますが、どのギターの音にも芯があり美しく響いてくれます。
No.35G松は弾きやすく、ピッチがとても正確です。レスポンスが良く、木の温もりのある響きで、ffで弾いても音の質が保たれています。中音もよく出ていてバランスが良いのでコントロールがしやすいです。この楽器はホールでのコンサートでも十分使えるものですが、この価格とは驚きです。
No.80(ドイツ松)も弾きやすく、アグアード的な美しい音色で、深い響きが印象的です。低音から高音までのバランスが良くメロディーと伴奏のブレンドが美しいです。ppでも音がはっきりしています。楽器によっては楽器の限界に合わせて演奏するのですが、このギターはその必要がなく自分の意志を思いのままに表現できるのが素晴らしいです。
No.80(米杉)は、松とは音の性格が異なりますが、弾きやすくバランスも素晴らしいです。大きい音量で演奏した際に、パワーを使っても音が潰れてしまわないので安心して演奏できます。弾く位置によって音色の変化が付けられるのが嬉しいところですね。
(記:Leonardo Bravo)
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