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スペイン製ギター

スペイン製ギター Hideyuki Ezaki No.6 1974年製 M.Hernandez y V.Aguado の工房にて製作

 

1972年から74年までスペインへ製作留学期間中の73年から74年までマドリッドの「M.Hernandez y V.Aguado」の工房でエルナンデスに学んで7本のスペイン製の「Hideyuki Ezaki」ギターを製作しました。現在も工房に在庫しているギターは6本目です。

当時、ヨーロッパへ留学していた日本人のギタリストたちにこの7本のギターは「エザキ・アグアード」と呼ばれていました。

 

材料は日本から持って行った表板、裏板、側板、ネック材を使用しました。

構造や寸法、塗装はエルナンデスが製作していたギターを参考にアグアード方式を採用しました。

 

ヤマハ時代も現在も江崎ギターの原点になったギターです。

 

(主要材料)

・構造:スペイン式一体構造

・弦長:660mm

・表板:北海道産エゾ松単板

・裏板・側板:ハカランダ単板

・ネック:

・ブリッジ:ハカランダ

 

(デザイン)

・ヘッド形状:アグアードを参考にオリジナルデザイン(現在の江崎ギターのヘッド形状はこの形状を参考にアレンジしました)

・サウンドホールインレイ:アグアードのモザイクブロックを使用しオリジナルデザイン

・ラベル:手書きのオリジナルデザイン(エルナンデスの工房でと記しています。2014年に接着剥がれや塗装など全面修理を行いました)

・ボディー内部のヒール部に「H.E」のサインを入れています。これはGC-30Bも現在の江崎ギターにも採用し、内部にサインを入れています。

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